古志岐三礁は夜からの釣り客が多く、ウネリと風があるため上がる瀬は限られていました。なんとか無理して上がれたのは過去にも結果を出している「スベリ」。ですが、今回のスベリはなかなか手強そうな予感がします。
いつもの場所はもろに波をかぶっていましたが、自分が行くしかありません(誰も行かないので、)。左側から降りれるのですが、かぶっていて危険そうなので右側からロープを使い降りていきます。
釣りを始めると横からの風が強く、足場が高いので仕掛けが引っ張られてなかなか難しい状況。案の定、ウネリが岩壁に当たって跳ね返った波しぶきがシャワーというより滝のように降ってきて全てがビショ濡れに。
4発ヒットさせましたが、明らかに40センチオーバーだった2枚をサラシに巻き込まれ玉網入れ失敗で痛恨のバラシ… 調子の悪さと寒さで気持ちが凹んできたので、状況が良くなるまで一時避難。
ケンちゃん達は、ほとんど波をカブることはなくコンスタントに良型を掛けている様子。サラシと風が強いですが、0号のウキで深場にうまく仕掛けを差し込めているようです、さすがです。
潮が変わるタイミングで現場に戻りましたが、全く潮は動かず本来なら右側に流れるはずの潮も逆にしか流れません。風は収まりましたが、ウネリは相変わらずで1時間に2~3回は滝を喰らい、もう釣りをしているというより修行をしているようでした。湧きグレがいましたが、笑われているように見えました。
体と道具はビショビショで、撒き餌も水が溜まって使い物にならず、掛けては取り込みでバラシ、隣でケンちゃんには40センチオーバーを連発され、今日は本当にダメダメな日だ~、と思っていたら…
会心の一撃が出ました。掛けた瞬間が強烈で、今日のこのパーターンはクロじゃないだろう、でもクロだったらかなりデカイ重量感!と思って強烈な締め込みに耐え、そして問題の玉網入れもなんとか成功し、獲れたクロは口太の50センチ!最悪で終わろうとしていた釣行ですが、ギリギリで逆転できた感じがしました。
【この日のえびす丸さんの釣果はこちら】腹パンクロ最盛期(3月11日)