梅雨らしい雨もなかったですが、梅雨グロ調査に古志岐三礁へ釣行してきました。前日まで風もなかったのに、到着したら10メートルの爆風。「北東のカド」に上がる予定でしたが、無理そうだったので「ロープ下」へ上がりました。
「スベリ」「ラクダ瀬」に上がる選択肢もありましたが、同行したタケちゃんが磯釣りがほぼ初めてだったので、安全性と難易度を考えて「ロープ下」に決めました。夜釣りはタケちゃんに任せて、夜明けと爆風が収まるのを待ちます。しかし、朝になっても風は弱まらず逆に強くなっているぐらい、タケちゃんが夜にイサキとクロを釣っていたので、期待を込めて仕掛けを作ります。
タケちゃん用の仕掛けは、3Bで半誘導のオーソドックスな仕掛けで、最初に自分が一連の流れを説明しながらやって見せていると、25センチぐらいの尾長がヒット。これが3連発続いたので型はイマイチですが、とりあえす魚の反応は良いとして後はタケちゃんに任せます。
自分の仕掛けは全誘導ですが、やはり仕掛けが入る前に浅いタナでコナガが連発。そうこうしている間に風はより強く、サラシはより激しくなってきて、上げ潮に変わるとタカベまで湧いてくる始末。潮の流れと風が逆になったため、仕掛けが馴染ませることが難しくなり、タケちゃんを見ると苦戦している様子。
タケちゃんの仕掛けを1.5号の半誘導、自分のを3Bの全誘導に変更し、潮流にまっすぐ仕掛けが入るイメージでやりますが、タカベの大群に為す術なく、こうなれば今が旬のタカベをお土産に根こそぎ釣ってやろうと、タカベの入れ食いパターンにハメて釣りまくります。
タカベを釣っていると、たまーに浮いてきたクロが釣れだしたので、良型もこの下にいるはずと何とか一瞬だけうまく仕掛けが送り込めた会心の一投で仕留めた尾長の40センチ。
その後は、爆風とタカベの猛威は納まらず撃沈されました。
タカベの刺身
磯の嫌われ者のエサ取り「タカベ」ですが、今が旬のタカベを刺身にすると旨いと言うので刺身にしてみました。脂がノリノリで、身は柔らかいですが甘味があり、クロやイサキに負けないほど本当に美味しかったです。
タカベの一夜干し
一夜干ししたタカベは、脂がのりすぎて焼いたら素揚げしたみたいになってしまいましたが、これもバリウマでした。